Revolutionize the world from us ordinary people
HAKUTO物語
2022年。
世界は、戦争、差別、貧富の差、環境汚染など、さまざまな問題を抱えている。それらの中でもとくに問題とされているのが、選挙制度の機能不全や、ひと握りの独裁者への権力集中により、民主主義の根幹が揺らいでしまっていることだ。
本来ならば、民主主義は「自由」と「平等」を体現するものである。
しかし、既得権益者や一部の人間たちが利権を生みだし富と権力を集中させ、さらに若者の声が届かない選挙により投票の意味がなくなったことで、民主主義は瓦解した。
立場を守り続けてる者たちが利権を手放さないため、社会的弱者や次代を担う若者、未来ある子どもたちにしわ寄せが生じている。
その結果、弱者が搾取される仕組みが構築されているのが現状だ。
格差が生まれ、富める者だけが富める世の中となり、より一層貧富の差が拡大し続けるなか、多くの人は経済がよくなる気配など一向に感じられない。
いま世界のあちこちでは、貧困の苦しみから逃れるための自殺、経済格差を起因とするテロリズムや飢餓が多発する最悪の状況に追い込まれている。
弱者を守るはずの法律も規制がますます厳しくなり、言論の自由が統制され、堂々と自分の意見を表現することすら難しくなっている。
これを民主主義といえるのだろうか。弱者の声が届いているといえるのだろうか。
このまま訪れる未来に夢や希望はあるのだろうか。
おそらく多くの人が「NO」と答えるはずだ。この不条理な世界を変えられる可能性があるとするならば、それは選挙でもなければ、政治の世界に身を投じることでもない。答えはひとつ。
「テクノロジーによる革命」しかない。
テクノロジーで世界に革命を起こすのだ。テクノロジーが進化したことにより、お金も、地位も、名誉も、権力も、なにもない普通の凡人でも未来に夢と希望を持てる新しい世界を創造できるようになった。
その世界は管理者や権力者が存在しない「非中央集権的」なコミュニティであり、いわばこれまで世界になかった本当の民主主義を体現する国家といえる。
このテクノロジーを駆使した人類は本当の民主主義が成り立つ新しい国家をインターネット上につくりだした。
そこでは、人々は自分の姿をウサギに変え、本当の名前すらも伏せて生活できるという。
国の名は「HAKUTO DAO」(DECENTLALISED METAVERSE)この新しい国にはリーダーや管理者はおろか規制も存在しない。
たったひとつ「すべては住民の提案と投票のみで決められる」というルールだけが存在する。まさに「本当の民主主義」を体現する前代未聞のプロジェクトが始まった